気温は暖かいようですが、外は雪景色。
でも、緑のセンター展示温室では冬に咲くかわいらしいピンクの
「ドンベヤ ワリッキー」が咲いています。
アオギリ科ドンベヤ属のこの花木は、東アフリカ、マダガスカル原産で、
現地では9m前後にもなる木です。
4㎝位のピンクの小花が手毬状に寄り集まった散形花序で、
枝先から長い花茎が出てその先にぶら下がるよに花のかたまりがついています。
蜜が多く、小さな花のなかを見ると見えるくらいで、
甘い蜂蜜とシナモンのような強い香りがしています。
↑ちょっと下のほうから撮影してみました。
写真では蜜は見えませんが、5つに切れ込んだ花弁の中に
おしべとめしべが飛び出るようにしてついているのがわかるでしょうか?
開花期は1~2月で、豊平公園ではだいたい毎年この時期に咲いてくれます。
葉も大きく、大きなものは人の顔ほどもあり、
毛が密集して触るとふかふかした感じがするほどです。
原産地では9mにもなるうえ、枝先に花のかたまりがつくので、
花はどこかなーという感じのようですが、
豊平公園では鉢で育てているので高さが1.7mほどしかなく、
ちょうど目の高さくらいに花があるので
可愛らしい花も、特徴的な香りもよくわかります。
植物園のような場所でしか見ることができず、
珍しいお花といえますので、
ぜひ見に来て香りや葉の大きさなども体感していただきたいと思います。
今咲いているかたまりも含めて蕾が10個ほどありますので
お天気にもよりますが、2月中旬くらいまで楽しめます。
雪の合間を縫ってドンベヤを見に来てくださいね。








