9月25日、お天気も良く公園を散歩するのにぴったりな気持ちのいい1日です。
この2年間、コロナウィルス感染拡大防止のため「公園まるわかりガイドツアー」の開催もできませんでしたが、今日は、秋晴れの中で、ガイドツアーのコースを歩いてみました。
まずは、狸小路と二条市場の間にあるイベント広場「狸二条広場」をスタート。ここには安田侃さんの白大理石の彫刻作品「生誕」があります。
南に向かって川の西側を歩いて行くと、公園で唯一のトイレがあります。ここは車いすの方にも使っていただけます。
横断歩道を渡って、南4条へ。川を挟んで東西に、団塚栄喜さんのレンガの彫刻作品「見えない架け橋」があります。
作品にはいろいろな国の言葉で「こんにちは」という文字が刻まれていて、人と人との見えない架け橋となっています。
少し進むと川へ下りる階段に何やら模様が。これも団塚さんの彫刻作品「ささぶね」。
階段の上から下へたどっていくと、ささぶねの作り方になっているのがわかります。
川への階段を降りると、飛び石を渡って川の中を歩くことができます。
今は、ハギの花も楽しむこともできます。
南4条は公園の南の端です。ここで折り返して北へ向かって進んで行くと、狸二条広場の北側東西の芝生の中にレンガの彫刻作品があります。
これも団塚さんのレンガの作品。団塚さんの作品は公園内に13個。公園を歩きながら「よりみち」して13の作品を探す楽しみがあります。
東側の「三日月湖」
西側の「サッポロ・シティークルーズ」
横断歩道を渡って南2条に入ると、まず黄葉
川のほうに目をやると、こちらもハギが見事です。
南2条には、西と東に対になった安田侃さんの2つの彫刻作品「天秘」があります。
こちらは西の「天秘」。
南2条の西側では、チシマザクラやハルニレも紅葉していました。
そこから北側の南1条通りには「創成橋」が架けられています。
これは創成トンネル(アンダーパス)の工事に合わせて復元されたもので、創成橋は土木遺産にもなっています。
南1条のこの辺りは「開拓の広場」と呼ばれていて、札幌のまちが作られた歴史を物語るモニュメント「北海道里程元標」や「札幌建設の地碑」「大友亀太郎像」などが置かれています。
川のふちでは、ハギが花をつけています。
南1条西側の大友亀太郎像の北側には、レンガの作品「サンクチュアリー」。これは公園の原風景を表す窓となっています。
東側の園路には「タイムカップセル」があります。公園ができたときに小学生の子供たちが団塚栄喜さんの指導を受けて作成した作品が入れられています。2030年に開ける約束となっているとのこと。
大通公園との交差部に来ました。
ここは「まんなか広場」と呼ばれていて、0地点を表す「スノーリング」という橋が架けられています。
これは西野康造さんの彫刻作品でステンレスと石でできています。
スノーリングの横には、団塚さんの「たけくらべ」もあります。
さらに横断歩道を渡り北に進むと、北1条ブロックの西側にはレンガでできた2つの山が見えました。
団塚さんの「2ndモイワ」という作品で、小さい山は円山、大きい山は藻岩山です。円山は、昔、藻岩山という名前だったそうです。
さらに北側にはレンガの不思議な半円形が。
これは「サッポロ・サンダイアル」日時計です。自分の陰で時間を知ることができます。
西側の川沿いフェンスを隠すようにたくさんのハギが植えられています。ここが一番ハギが見事なところですが、満開にはもう少しですね。
一番北のブロックへ。
西側には芝生の中にソファが出現、「サッポロ・サウンドソファ」です。一度座ってみては。
東側には不思議な階段が。
「カモカモ・ステップ」という作品で、後ろには小さな実をつけるリンゴの木が植えられています。
そして、最後のみちくさ、団塚さんの作品「クリスマスプレゼント・フロム・サッポロ」です。
道路を挟んだ向かい側にある「札幌教会」はとても素敵な建物で、ここで絵をかいたり写真を撮ったりする人がたくさんいます。
そして、公園の一番北側、歩道の円形のますにビンカミノール、ツリバナが植えられています。
ツリバナは、たくさんの赤い実をつけています。
ここで公園は終わり、この先を見ると創成トンネル(アンダーパス)が地上に上がってきているのがわかります。
公園は、南北7つのブロックに分かれていて、全長約820m。
のんびり歩くと、いろいろなものに出会える、秋の公園散歩でした。










































