先日7/17(日)、前田森林公園ボランティアの凸凹クラブによる自然観察会を行いました。
今回のテーマは、「ニシキギの仲間巡り」です。園内を散策しながら、仲間たちを探してみました。
ニシキギ 枝にコルク状の翼のような部分がついていて、秋には真っ赤に紅葉します。
ツリバナ まんまるな実が垂れ下がっています。今は緑の実が、秋には赤くなります。
よく見ると、5つに分かれていますね。
オオツリバナ 4つか5つの割れ目があり、ツヤツヤして下部がとんがりふっくら。
このオオツリバナに似ていて、見分けがつけづらいのが・・・
マユミ オオツリバナよりも黄緑っぽく、パウダーな雰囲気。下部はぽっこりへこんでいます。 秋になると、ピンクの実をつけます。ピンクの実をつける樹木はなかなか少ないので、とっても目立ちます。
ニシキギの仲間同士はよく混植(隣に一緒に植える)される事が多いので、よーく観察してみると違う樹木が並んでいたりするので、根元を見てみるとおもしろいそうです。
森の中を、散策しながら「これはマユミ?」「ツリバナ!」 みなさん、だんだん見分けがつくようになってきました。
ニシキギの仲間のほか、いろいろな樹木をみてまわりました。
みなさんが見上げる大きな木は
クリの木。 しっぽのようにフサフサしているのが「雄花」、枝の根元についている、緑の小さいウニウニが「雌花」です。
キササゲ (Chinese catalpa / 木大角豆)
ササゲのようなものが垂れ下がっています。
!!!
ラッキーなことに、アカゲラのお食事タイムに遭遇!☆ 気づかれないよう、そーっと観察しました。
てくてく歩きます。
園内でさわやかな香りを放っているのは、「シナノキ」の花。お菓子作りにぴったりなハチミツの蜜源です。その他、材木としては食器や合板に使われるそうです。
チシマザクラ の実。渋ーいそうなので、口に入れるのは危険ですよ。
服にくっついてくるひっつき虫の正体は
ヤエムグラ でした。
ツリバナ、オオツリバナ、マユミ。 さいごに、上の写真はどれがどれだか見分けがつきますか?
正解は・・・
上のまんまる → ツリバナ
左のぷっくり → オオツリバナ
右のへこみ → マユミ
秋になると色や形が変わってくるので、それもまた楽しみです♪
この日もたくさんの方にご参加いただきました。ふだんはなにげなく通り過ぎてしまう樹木も、解説をしてもらいながら観察してみるとまた違った世界が見えましたね。
次回の自然観察会は8月と9月はお休み、秋の10月16日(日) 実施予定です。お楽しみに♪






















