カナール工事について

2013.07.03

お伝えしておりましたカナールの改修工事ですが、来週から着工となる見通しです。竣工は12月との計画ですが、気候など様々な要因で遅れることもありますので、ご了承ください。

工事期間中は皆様にご不便をおかけいたしますが、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

 

また、現在、カナール近辺で、マガモのヒナが親に連れられて歩く姿が見かけられます。

工事が始まるタイミングとあって、ご心配の声も多く寄せられていることから、野生動物の生態に詳しいかたに、これからのカモの取り扱いに関して助言をいただきました。

通常、カモは陸上で営巣し、孵化すると、子育てに適した水場へ、親子で移動するそうです。

ヒナをまとめて捕まえて静かな水辺へ搬送することも検討しましたが、孵化したばかりのヒナを捕まえる際に傷つけてしまう恐れがあること、また、人間が関わることによって親が子育て放棄してしまうようなことにならないとも限らないというリスクもあることから、通常野生のカモがもつ能力に任せる方が安全と判断し、捕獲はしないこととしました。

 

カナールと周囲の陸地との段差は30cmほどと、ヒナが上がるのは難しい高さですので、板を使ったスロープを仮設しました。

昨年のカナール清掃での部分的な水抜きの際に同様の措置をとりましたが、カモは上手に上っていましたので、今回もうまくいくことを期待しています。

今後も経過を観察し、状況に応じた対策を講じることもあると思いますが、お気づきのことがありましたら管理事務所までご連絡ください。

カナールの工事とカモの子育てを暖かく見守ってくださいますよう、お願いいたします。

(西宗)