昨日のホワイトアウトが過ぎ去り、青空が広がる今日の前田森林公園はクロスカントリースキーびより。
当園には歩くスキーの「クラシカルコース」とフリー走法の「スケーティングコース」の2種類のコースが設置されています。今日は初めて体験する方に向けて、その中でもクラシカルコースをご紹介します。
まずは道具のレンタルから。1セット200円でレンタルできます。受付窓口にある用紙に、名前と電話番号、借りる人数分の靴のサイズを記入します。
板とポール欄は、スタッフが記入します。靴を履き替え、外のスキー立て場所にスタッフが準備した板とポールをご利用ください。その他設備に関しては、2017年の記事をご参照ください(一部、変更点あり)。
板を装着するときは、看板前あたりがおすすめです。山スキー同様、傾斜の下方向へ板先を向けて装着すると滑っていってしまうので要注意。金具はつま先をぐっと押し込んで装着します。はき方がわからない方は遠慮なくスタッフまでお声かけくださいね。
さて、いよいよクラシカルコースへ出発!まずは体を慣らすため、芝生広場をぐるっと一周する「クラシカルショートコース」から歩いてみましょう。管理事務所を出て、左方向の手稲山方面へ行く時計回りがショートコースです。
上のマップですと、緑の点線がクラシカルショートコースです。2本分の溝がついているところをコース沿いに進みます。溝から板がはみ出さないように進みましょう。
パタパタとのんびり歩くもよし、スッスとこぐのもよし、スイースイーと滑るのもよし。
ショートコースに慣れたら、クラシカル2.5kmコースに挑戦してみましょう。
管理事務所を出て右方向へ進みます。3体の雪像たちの後ろ姿が見えました。
野球場のほうへ右へカーブするのがクラシカルコース。看板の矢印に従ってお進みください。
野球場を抜けると、上り坂がやってきます。歩くスキーの板の裏面はウロコ状になっているので、板を平行にしたまま上ることができます。このへんですこし体がポカポカしてきましたよ。
がんばって坂をのぼったあとは、ゆるやかな下り坂が待っていました。カナールのほうへ、スーっと滑れます。
展望ラウンジの下から、カナールそして手稲山をのぞんで。冬のこの景色もなかなかよいものです。
景色を楽しみながらカナールの向こう側の園路へとすすみます。
前田森林公園のクラシカルコースのいいところは、静寂の中、日常の喧騒から離れた環境で自然を楽しみながら体を動かせるところです。ゆるやかなアップダウンがあるのも変化があって魅力的。
時折、鳥のさえずりが聞こえてきて心が洗われるよう。木々の向こうに見える手稲山もまた、格別。ここが札幌市内だということをすっかり忘れさせてくれます。前田森林公園のスキーコースを気に入ってくださり、遠方から訪れてきてくださる方もたくさんいらっしゃいます。
さて、そしてこちらが一番角度のきつい上り坂。ここはすこし急な登りですが、板の裏にウロコがあるのでハの字にしなくてもそのまま溝に沿ってのぼることができます。ここをのぼりきったあとには、ごほうびの下り坂が待っていてそれもまた楽しい。
カナールの反対側まできました。この一帯はスケーティングコースとなっています。
ムクゲの木々を右手に過ぎると、左側にシラカバの木々が。ここまで来たら、あとはもうひといき。
クラシカルショートコースの外側をぐるっとすすむと、先日ボランティアさんたちが作ってくれた3体の雪像が迎えてくれました。「おかえり!」
管理事務所へと戻ってきました。今回ゆっくり写真を撮りながら2.5kmをまわって、だいたい40分くらいかかりました。慣れてくると30分ほどで1周できるようです。
スキー立てのところに雪落とし用のブラシが置いてありましたら、雪を落として板を返却してくださるとうれしいです。
汗をかいてのどがかわいたら、事務所隣の休憩所内の自動販売機をご利用ください。
2019年はクロスカントリースキーのレンタル用品がますます充実し、新しい靴が登場しました。子供用靴のサイズも増え、小さいものは17.5センチからレンタル可能です。
子供用の板は100センチと130センチがおニュー。金具は、力で押し込まなくてよいレバー式のものでらくちん装着。靴・板共に各サイズ数に限りがありますので、貸し出し済みの際にはご了承ください
【前田森林公園 クロスカントリースキーレンタル】
・期間は1月5日土曜日から3月3日日曜日まで
・レンタル時間 9:時30分から16:00まで(最終返却時間)
・レンタル料金 200円(大人、子ども、板のみでも) ※靴のサイズは17.5センチから30センチまで
・場所:前田森林公園 管理事務所受付