登録団体「園芸療法”ぐり~んの会”」活動紹介

12月13日、豊平区西岡にある「特別養護老人ホームみどりの丘」で月1回行われいる「園芸療法ぐり~んの会」の活動を取材しました。12月の活動は「正月飾りづくり」でした。

ぐり~んの会の代表髙橋さんが正月飾りの説明をしているところ

今日のスタッフは代表の髙橋さんを含めて4名。まずはスタッフが集まって1人分の材料を1つのトレーに入れて用意をし、どこから利用者さんに作ってもらうかの確認をしました。トレーに材料を分ける、使う材料や道具が1つの箱にわかりやすく収められているところなど、とても参考になります。

1人ずつの材料の仕分け しきりを使って見やすく整理された材料いれ

スタッフのミーティングの様子 ミーティングの様子

1階が「みどりの丘デイサービス」のこの建物の2階は「特別養護老人ホームみどりの丘」になっています。この日の園芸療法には2階の特別養護老人ホームから6名、ショートステイで利用されている2名の方を合わせて8名の参加がありました。

この日使用する材料のマツは髙橋さんの家のマツを切ったもの、イネはぐり~んの会のもう1つの活動先の西区五天山で利用者さんと育てて乾燥させたものだそうです。説明を受け、生のマツのにおいをかいだり、イネを育てた時のお話を興味深く聞きました。金色の米俵や賀正と書いた凧、獅子舞とたくさんの種類の飾り物を使って作りはじめました。

施設の職員さんと制作している様子 娘さんと作っている様子

しめ縄をどの向きで使うか、マツや凧などの飾り物をどうやって使うかは1つ1つ自分で決めます。施設の職員の方やぐり~んの会のメンバーに手伝ってもらいながら、飾り物についているワイヤーをしめ縄にねじって固定しました。上の右の写真の2人はみどりの丘の入所者とその娘さんです。母子でひとつひとつ相談しながら仲良く作っていました。

作った正月飾りを見せあいこしているところ 皆さんの正月飾り

作り終わったら自分が作った正月飾りを持って、1人ずつ工夫したところ、自分で気に入っているところを皆さんに紹介しながら「見せあっこ」しました。飾り物のつけ方1つとっても、どれも同じものはありません。

「これはデパートで売らないで、2階に持って行きます」と冗談を言って笑いが起こる場面もあり、「これでよい年を迎えることができます」とみなさん満足した様子でした。

11月制作のクリスマスリース 豆クラフトの作品

豆の入ったマラカス 押し花を使った作品の数々

先月の園芸療法で作ったクリスマスリースが飾ってあると聞いて、2階の特別養護老人ホームにおじゃましました。

上左の写真はクリスマスリース、上右は豆アート、下左は豆が入ったマラカス、下右は押し花を使った作品の数々と、今までの園芸療法で作ったものが飾られていたり、きれいに保管されていました。豆のマラカスは音楽療法の時に使用するのだそうです。

「細かい作業で少し難しいけれど、草花を好きな方が喜んで参加しています」とみどりの丘の職員さん。土やハサミを使って汚れたり、手を切らないか心配ですが、利用者さんの作りたいという気持ちを大事にして見守っている様子が伺えます。

施設の職員とスタッフのミーティングの様子

「自分がいくつになっても好きな園芸を続けたい」という思いから園芸療法をはじめたのだと髙橋さん。最初は施設の方の理解が得られずにハサミを使うなど危ない作業は止められることがありましたが、長く続けるうちに信頼を得て今のような活動ができるようになったのだそうです。

「園芸療法を行って反対に自分が利用者さんとの関わりの中で癒されています。次の園芸療法で何をするかヒントがもらえています」というメンバーさんは、同じようなことをして飽きることがないように様々な講習会に参加しているのだとか。15年以上続けてもまだ新しいことを取り入れようとする姿勢には驚きました。

ぐり~んの会のみなさん、これからも何歳になっても続けられる園芸療法を発信し続けてください。

 

 

 

 

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