2017/1/14 (土)

豊平川サケ産卵床調査6回目(今年度ラスト)

カテゴリ:できごと,サケ情報,豊平川,News — sa @ PM7時頃   

こんばんは。
1月8日(日)と12日(木)の2日間で、今年度ラストの豊平川産卵床調査を行いました。
気温はマイナス何度だったのでしょう。
とにかく寒い日でした。
でも、雪の中をラッセルしながら歩いている時は汗だくです。
深い場所は進めないので、道なき道をひたすら進みます。
雪こぎの様子①
雪こぎの様子②
「こんな寒いのに、サケなんて川にいるの?」と思われる方もいるかも知れません。
調査時、水温は1.5度。
それでも、サケたちは自分の子どもを残そうと、文字通り命をかけて産卵行動をしています。
【産卵床を守っているメスザケ】
産卵床を守るメスザケ
【流れのゆるやかなところで休憩中のサケ】
流れのゆるやかなところで休憩中のサケ
【メスを奪い合うオスたち】
メスを奪い合うオスたち
今年度の豊平川の調査(計6回)で確認した産卵床数は、合計で605か所でした。
※2015年度は計824か所。

推定遡上数は、産卵床数の2倍としていますので、豊平川に最低でも1,210尾は遡上してきたと考えられます。
※メスザケ1尾に対し産卵床が1か所。そして豊平川において雌雄の比は約1:1なので、産卵床数の2倍が推定遡上数となります。
札幌の街中を流れている豊平川にこんなにもたくさんのサケが遡上してきていることを知らない方もいらっしゃると思いますが、実は毎年約1,000~2,000尾のサケたちが帰ってきています。
~今年の豊平川で気になったこと~
カウントしたわけではないので、あくまで主観的なものですが、残卵があるまま死んでいたメスザケが例年より多かったように感じました。
残卵メス①
残卵メス②
豊平川におけるサケの産卵環境は、河床低下により上流から徐々に狭まってきています。
また、平和大橋や上白石橋辺りの産卵場所に少しずつ砂泥が堆積し、サケが産卵しにくくなっているのも事実です。
河床低下の様子
産卵域推移
このような環境の変化がサケや他の水辺の生きものにどのような影響を及ぼすのか、今後も調査を継続して行うことで見守りながら、より良い関係を目指し努力していきます。
≪2017年1月12日までの累計数≫

・産卵床確認数(豊平川)

 サケ産卵床  605ヶ所

・遡上推定数
※産卵床数の2倍の数が、推定遡上数となります。

 サケ     1210尾

 ホッチャレ/親魚計測個体数  計172尾

≪観察ポイント≫
ありませんでした。


2016/12/29 (木)

豊平川サケ産卵床調査5回目

カテゴリ:できごと,サケ情報,豊平川,News — sa @ PM12時頃   

※2017年1月14日(土)追記
ホッチャレ確認数に誤りがありました。
メスを1尾追加します。
データの確認に不備があり、申し訳ございませんでした。

12月27日と28日の二日間で、今年度5回目の調査を行ってきました。
連日の大雪で豊平川の河川敷も一気に冬景色。
川の深みを回避する際は、自分の背丈よりも高くなっている雪山を右に左に乗り越えながら進んでいきます。
調査風景①
サケ自体は昨年の同時期に行った調査と比べると少なく、産卵床も約半分の数しか確認できませんでした。
※2015年12月25日~12月27日の調査では、127か所の産卵床を確認しましたが、今回は64か所でした。
ホッチャレの数も少なかったので、今年は遡上数自体が少ないようです。
調査風景②
下の写真をご覧ください。
ホッチャレが2尾並んでいますが、下の方は体が銀色なのが分かるでしょうか。
これは通称「ギラ」と呼ばれています。
海では銀化しているサケも、川に上る頃になると婚姻色が出てくるのが普通ですが、まれに銀化のまま(もしくは体の一部に銀化を残したまま)遡上してくるものもいます。
調査風景③
来年1月上旬に今年度ラストの調査を行う予定です。
それでは良いお年をお迎えください。

≪2016年12月28日までの累計数≫

・産卵床確認数(豊平川)

 サケ産卵床  568ヶ所

・遡上推定数
※産卵床数の2倍の数が、推定遡上数となります。

 サケ     1136尾

 ホッチャレ/親魚計測個体数  計170尾

≪観察ポイント≫
ありませんでした。


2016/12/8 (木)

豊平川サケ産卵床調査4回目

カテゴリ:できごと,サケ情報,豊平川,News — sa @ PM4時頃   

※2017年1月14日(土)追記
ホッチャレ確認数に誤りがありました。
メスを1尾追加します。
データの確認に不備があり、申し訳ございませんでした。

こんにちは。
11月は天気や豊平川の状況がかみ合わず、期間が空いてしまいましたが、ようやく4回目の調査に行けました。
今回は、『サケのふるさと千歳水族館』からの助っ人たっちゃんも参加してくれました。
ありがとうございました。
千歳水族館_たっちゃん
気温も低く、雪も降る中での産卵床調査。
そんな状況下でも、サケたちは命をかけて産卵行動をしています。
メスザケは、尾びれがボロボロになり、体表には水カビが生え、上手く泳げなくなっても死ぬまで自分が産んだ場所を守ります。
産卵床を守るメスザケ
サケは産卵後必ず死んでしまう種です。
私たちはホッチャレと呼んでいますが、微生物や他の水生生物、カラスやオジロワシなど色々な生きものにとって、冬期間の大切な食料となります。
また、それらに分解されると森の栄養にもなり、翌春に生まれる稚魚たちのエサとなる小さな虫たちが豊富に育つことにも繋がるんです。
自然界に無駄なものはないんですね。
ホッチャレ

≪2016年12月6日までの累計数≫

・産卵床確認数(豊平川)

 サケ産卵床  504ヶ所

・遡上推定数
※産卵床数の2倍の数が、推定遡上数となります。

 サケ     1008尾

 ホッチャレ/親魚計測個体数  計161尾

≪観察ポイント≫
ありませんでした。


2016/10/2 (日)

悲しい光景。

カテゴリ:できごと,サケ情報,News — sa @ PM3時頃   

こんにちは。
先ほどのお話。
午前中に使用したサケを捕獲するための投網を乾かすため、広げようとすると何かが引っ掛かっています。
泥が付いて見にくかったのですが、網から外して水洗いすると、こんなものが・・・
ひっかけ針①
ひっかけ針②
あからさまですね・・・。
ひっかけ針の使用は「北海道内水面漁業調整規則」によって禁じられています。
ルールアンドマナー抜粋
※Rule&Manner フィッシングルール2016より引用
→参照ページ【遊魚に関するルールのページ
そして何より、河川や湖沼(内水面といいます)において、サケ・マスの採捕しようとする行為そのものが禁止です。
サケたちは、遠い遠いアラスカ湾やベーリング海まで行って成長します。
産卵のために河川に遡上できるのはごく一部なんです。
静かに見守ってあげてくれませんか?


2016/9/28 (水)

今シーズンのサケのエサ販売は終了しました。

カテゴリ:できごと,News — m @ PM2時頃   

5月から開始していた「サケのエサ」の販売ですが、今期は展示入替のため終了しました。
エサやりしていた小さなサケたちがいた池は、砂利をしいて、まもなく親ザケの産卵行動展示が始まります。
来年度の「サケのエサ」販売は5月再開を予定しております。「イトウのエサ」の販売は通年で継続的に行っておりますので、楽しめます。ぜひどうぞ。

展示切替中。。
卵を掘りやすい砂利と湧き水を設置しました。サケの産卵行動展示はまもなく始まります。12月初旬までの展示となります。


2016/9/27 (火)

さっぽろサケフェスタ2016ご来場ありがとうございます!

カテゴリ:できごと,News — m @ PM5時頃   

9月22日秋分の日にさっぽろサケフェスタ2016を開催しました。週間予報ではお天気予報でしたが、時間とともに曇天傾向。それでもギリギリ雨にも降られずに終えることが出来ました。
たくさんのご来場ありがとうございました。

当日の様子は写真アルバムでお楽しみ下さい。
※長い記事ですので、お時間のあるときにどうぞ。

サケの重さ当てクイズ
午前中の目玉、サケの重さ当てクイズ。今年はなんとピタリ賞がでました!
クイズラリーでサケを知ろう
館内にはサケや水辺の生き物を楽しく学べるクイズラリーがあります。
クイズラリー景品サケトバ!
クイズラリーに全問正解すると、サケトバがもらえます!
ミニステージでサケの人工受精公開
ミニステージでは、サケの人工受精を公開して、参加者は興味シンシン
北水研ブース
「森と水辺の体験ブース」では、サケや水辺の生き物にまつわる研究機関や団体がブースをだしてくれました。こちらは、サケの研究機関北海道区水産研究所による、出張サケ研究所
札幌ワイルドサーモンプロジェクト
豊平川の野生サケの保全活動を行う団体、札幌ワイルドサーモンプロジェクトは、さけ科学館横の真駒内川に遡上したサケの観察会をおこなってくれました
カッコウの里を語る会
カッコウの里を語る会は、毎年人気の木工で工作ブースを開催。今年も大作を制作する参加者で大賑わいでした!
真駒内川水辺の楽校
真駒内川で子供たちに環境教育イベントを実施している、真駒内川水辺の楽校は、真駒内川で朝採集したての水辺の生き物を展示してくれました
自然ウォッチングセンター
大人から子どもまで幅広い年代に、自然観察の場を提供している、自然ウォッチングセンターは、毎年人気のイタドリを使った工作教室。イタドリ鉄砲で楽しんでいる子どもがいっぱいでした。
カメカメレース
ミニステージでは、北海道で定着してる外来種であり終生飼育をお願いしたいカメをテーマにした、カメカメレースを行いました。
アメリカザリガニタッチプール
外来種としては、最近、道の指定外来種として規制の条例が施行されたアメリカザリガニの情報を普及する目的で、酪農学園大学と共同でタッチプールを行いました。
似顔絵コーナー
販売ブースでは、似顔絵コーナーで楽しく似顔絵を描いてもらっている参加者をよく見かけました
ふっくん
北海道区水産研究所からは、ときどきマスコットのふっくんも登場して大人気!

最後に。
このイベントは近隣の大学や昔からボランティア登録してくれている社会人の方、サケや水辺の生き物をテーマに活動している団体の方、漫画家さん、いろんな方のボランティアとしてのご協力で実施できました。力を貸して下さったみなさん、本当にありがとうございます!

みなさん、楽しんでくれましたか?


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