サクラマスの産卵始まる ─ 9月29日 ・ 真駒内川
高温と渇水の影響でしょうか、サクラマスの遡上・産卵が遅れている真駒内川ですが、調査の川歩きも予定を先送りにしてます。でもちょっと見に行ったところ、産卵しているのを確認しました。
画像中央と右下に2ヶ所、川底の色が変わって見えるのがサクラマスの産卵床です。
産卵を終えたメスがいました。見づらいですが頭が左で、右の尾は白くなっています。
近日中に歩いて調べようと思います。
高温と渇水の影響でしょうか、サクラマスの遡上・産卵が遅れている真駒内川ですが、調査の川歩きも予定を先送りにしてます。でもちょっと見に行ったところ、産卵しているのを確認しました。
画像中央と右下に2ヶ所、川底の色が変わって見えるのがサクラマスの産卵床です。
産卵を終えたメスがいました。見づらいですが頭が左で、右の尾は白くなっています。
近日中に歩いて調べようと思います。
休みの日に近くを通ったので、今秋初めて星置川の様子を見てきました。
この時期サケがたまるJR鉄橋下のえん堤です。
あ然としました。水がほとんど流れていません。サケやサクラマスの姿もまったくありません。
これほど水が少ないのを見たのは初めてです。
これからの産卵シーズンが、本当に心配になってきました。
環境サスペンス制作委員会が主催する、豊平川のサケをテーマにした
サイエンスカフェ「環境サスペンス」が開催されるので、ご案内します。
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環境サスペンス
川をたずねて三千海里 -豊平川のサケが語る出生の謎 -
http://kansasu.blog.so-net.ne.jp/2008-08-30
今年も豊平川にサケが帰ってきました。
しかし、サケはなぜ生まれた川に帰って来れるのでしょうか?
サケが豊平川に帰ってくるようになった過程には、カムバックサーモン運動
などのドラマがありました。
また、最新の研究成果によってサケが川に帰ってくる母川回帰のメカニズム
についてわかってきたことがあります。
豊平川にサケが帰ってくる道のりを、環境探偵ピエール福間といっしょに
謎解いて見ましょう。そこには多くの謎が隠されているようです。
日 時:10月2日(木) 18:30~20:00(開場18:00頃)
場 所:紀伊國屋書店札幌本店正面入口
札幌市中央区 北5西5-7 sapporo55ビル1階インナーガーデン
参 加:無料。お申し込み不要
★イベント終了後に交流会を予定しております。本日の話題に興味を持つ方々
や、ゲストの方と交流を深めて行きたいとお考えの方は、是非ご参加下さい。
(詳細は会場にて。当日参加可です。)
お問い合わせ:env.suspense@gmail.com
ゲスト
■上田宏(うえだひろし)さん
北海道大学 北方生物圏フィールド科学センター 教授
http://www.hucc.hokudai.ac.jp/~k15499/index.htm
■有賀望(あるがのぞみ)
札幌市豊平川さけ科学館 学芸員
http://web.city.sapporo.jp/face/speak/035salmon/035aruga.html
主 催:環境サスペンス制作委員会
http://kansasu.blog.so-net.ne.jp/
後 援:札幌市豊平川さけ科学館
http://www.sapporo-park.or.jp/sake/
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※「環境サスペンス」とは、環境や災害などに関する謎を紹介する
「サイエンスカフェ」を通じて、人々と知識とをつなげていくイベントです。
サケフェスタのクイズラリー、たくさんのみなさんに参加していただきました。
当日参加できなかった方も、ぜひここでチャレンジしてみてください。
会場にはヒントがありましたが、ここではノーヒントです。
第1問 展示ホール
オスザケのケンカの方法で、まちがっているのは次のうちどれでしょう?
1 体当たりする
2 かみつく
3 大きさを見せつけ合う
4 鼻先で相手の体を押す
5 強いサメを連れてくる
第2問 飼育展示室
水槽図鑑にいるサケの仲間のうち、あぶらびれがオレンジ色の種類は次のうちどれでしょう?
1 カラフトマス
2 イトウ
3 ニジマス
4 ブラウントラウト
5 タイセイヨウサケ
第3問 地下観察室
大きさのちがうサケの仲間を同じ水そうに入れると、何が起こるでしょう?
1 大きい魚が、何も食べなくなる
2 小さい魚が、かわいがられる
3 小さい魚が、食べられてしまう
4 大きい魚が、飛び出してしまう
5 小さい魚が急に育って、同じ大きさになる
第4問 地下観察室
豊平川のサケを食べる動物で、まちがっているのは次のうちどれでしょう?
1 サケの卵をウグイが食べる
2 ホッチャレの目玉をカラスが食べる
3 サケの稚魚をハナカジカが食べる
4 ホッチャレをオジロワシが食べる
5 元気な親ザケをネコが食べる
※ ホッチャレ:産卵を終えて死んだ親ザケ
第5問 さかな館
エゾアカガエルのほかに、北海道にもともといたカエルは次のうちどれでしょう?
1 トノサマガエル
2 ニホンアマガエル
3 ど根性ガエル
4 トウキョウダルマガエル
5 ツチガエル
第6問 さかな館
ドジョウ、フクドジョウ、エゾホトケドジョウが1匹ずついます。
ひげの数を足すと、ぜんぶで何本でしょう?
1 3本
2 6本
3 10本
4 24本
5 108本
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答えはこの下
第1問 5
オスザケはケンカの時にサメは連れてきません。
第2問 4
水槽の魚をよ~く見ると、ブラウントラウトだけあぶらびれにオレンジ色があります。
第3問 3
共食いと言って、同じサケの仲間同士でも、大きいのが小さいのを食べてしまいます。
第4問 5
ネコは魚が好物ですが、元気な親ザケをつかまえることはできません。
第5問 2
もともとはニホンアマガエルとエゾアカガエルだけが北海道にいました。
第6問 4
ドジョウ10本、フクドジョウ6本、エゾホトケドジョウ8本で合計24本です。
9月21日(日)に5回目となるサケフェスタが行なわれました。
http://www.sapporo-park.or.jp/sake/misc/sakefesta08.htm
お天気に恵まれ、5200人を越える来場がありました。
サケフェスタ2008会場
サケの重さ当てクイズ
正解は『2551g』でした。
サケのタッチプール
サケの産卵行動
サケフェスタの時間内に2回産卵しました。
サケの人工受精見学と卵の数当てクイズ
正解は『3210個』でした。
サケクイズラリー
問題と答えは追って紹介します。
クイズラリー景品は、おいし~い鮭とばでした(マルスイ札幌中央水産株式会社提供)。
木工工房でサケのお宝ボックス作り
サケ工房で、サケハット、ペットボトルサーモン、サケ皮ストラップ作り
お楽しみ抽選会(景品は佐藤水産株式会社提供)
当日はたくさんのボランティアさんに手伝っていただきました。
来館して頂いたみなさま、お手伝いして下さったみなさま、ありがとうございました。
さけ科学館では、サケが遡上するこの時期、「オスザケ」「メスザケ」「サケの産卵行動」の展示を行なっています。
豊平川には捕獲施設がなく、展示・採卵に使用するサケを確保することが難しいため、同じ石狩川支流の千歳川にあるインディアン水車で捕獲されたものを分けてもらっています。
ところが、今年、千歳川のサケが不漁で、例年の3割以下となっています。
http://www.city.chitose.hokkaido.jp/tourist/salmon/f_count.html
そのため、さけ科学館に分けてもらえる数も少なく、一部、展示を縮小しています。
「オスザケ」-通常展示
「メスザケ」-数を減らして展示(採卵後などは展示ができない場合もあります)
「サケの産卵行動」-展示中止
サケが確保され次第、再開したいと考えております。
来館者、採卵実習などに参加予定のみなさまには、ご迷惑をおかけして申し訳ありません。
なお、サケのタッチプールは、行なう予定です。
http://www.sapporo-park.or.jp/sake/misc/e-cale-doyou_win.html
また、サクラマス、アメマス、イトウなどのサケ科20種類は、通常通り展示飼育しています。
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