春から初夏に向かい気候もよくなってきたこの頃、野外での自然観察にはよい時期になりました。
しかし、これからの野外観察では以下の2点に特にじゅうぶんお気をつけください。
■マダニにご注意ください■
マダニは笹薮に潜んでおり、夏に向かうこの時期は活動が活発になります。
マダニに噛まれると、マダニが媒介する感染症にかかってしまう恐れがありますので、じゅうぶんお気をつけ下さい。
●犬の散歩でも気をつけてください
犬の散歩をする場合、犬が笹薮に近づくとマダニが体につき、犬が噛まれることがありますが、犬の体についたマダニがさらに犬との接触により人に移って人を噛むこともあります。
犬の散歩をされる方は、自然観察同様、じゅうぶんにお気をつけください。
マダニ対策と感染症について詳しくは、下記リンクの札幌市のホームページをぜひご覧ください。
http://www.city.sapporo.jp/hokenjo/f1kansen/f33madani.html
■スズメバチにご注意ください■
今の時期、スズメバチの女王蜂が巣を造る場所を探して飛び回っています。
女王蜂は基本的に1匹で行動していますが、人を刺すことがあるのは変わりありません。
しかし女王蜂はむやみに襲ってくることはめったにないので、スズメバチを見たら近寄らず、追い払うこともせずにその場から静かに離れてください。
また、園内でスズメバチの巣を見つけたら、すみやかに公園係員にご連絡いただけるようお願いします。
写真は森の家に寄ってきたケブカスズメバチ(=キイロスズメバチ)の女王蜂です。
1m以上離れて望遠レンズで撮影しています。
マダニとスズメバチにはくれぐれもご注意ください。